2009年12月 のアーカイブ

町屋は民家のうちで町に建つ

2009年12月27日 日曜日

商家および職人の住まい。

商家には、商売のための店や施設をもつ商店、湯屋、旅籠(はたご)屋、料理屋、遊廓(ゆうかく)のほか、大家のようにとくに職業をもっていない人たちの住まいなどがあり、職人の住まいは、その中に仕事場をもつものが多い。

敷地は間口が狭く、奥行が深いのが普通である。間口3間(1間は約1.8メートル)から5間、奥行10間から20間くらいの短冊形が多い。

この敷地の形状は、日本だけでなく西欧においても同じである。

繁華な通りに多くの商家がひしめき合うことから生まれたもので、西欧ではこれに加えて、城壁を短くする必要上密集するようになった。

町屋の姿が明らかになるのは、平安末期の『年中行事絵巻』に描かれた京の町屋が最初である。

平屋で板葺(ぶ)きの切妻屋根に対して平入(ひらいり)としている。奥行2間の母屋(おもや)の前後に庇(ひさし)を差しかけて、表の庇の部分を店としている。